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2023 インターハイ 東京都予選会 柔道

5/20 Saturday

インターハイ東京都予選。今日の朝は曇りだった。最近、試合の日の雨率が高かったので曇りというだけでとても嬉しい。会場も東京武道館だったので近く、自宅から自転車で行けるので最高だ。

本日は審判もやる為なかなか生徒の試合が見られない。

審判というのは他人の人生を左右できてしまうと思っているので本当はやりたくない。

しかしこればっかりは仕方がない。なぜなら土曜日ということで審判の人数が足りていないからだ。

それに、仕事は積極的にやるべきだ。

こういう立場になったからわかることだが、大会を成功させるにはいろいろな人の協力が必要である。

なので、協力できることはみんなで協力するべきだ。

ただ、協力しない学校、人もいる。

「仕事してよ」と思うこともあるが、そういう学校やそういう人はいつしか応援されないだろうと思って心を落ち着かせている。

試合は、重量級が早々に敗退してしまった。

ここでは練習の内容や雰囲気のことは言わないが、不思議な負けではない。

重量級を強化できなかった責任を感じている。

ただ、自分が重量級ではないということと重量級の性格的な部分を考えると強化は難しい。

今回の試合結果からわかるように中量級以上の強化が必要だ。

重量級をK高校に取られ、めちゃくちゃ悔しい。

なので、専門外である重量級の柔道ももっと学ばないといけない。私達の課題である。

男子は決勝に3人、女子は2人決勝に進出した。

結論から言うと、男子は決勝に進んだ3人、女子は1人がそれぞれ勝ち、優勝を決めた。

個人戦の結果としては男子3階級取れたので、良い結果と言えるだろう。

60、66kg級は、選手権出場経験の2人で安定感のある試合だった。東京都では頭一つ抜けている印象だった。

追われる立場での圧勝だったのであっぱれである。

それぞれまだまだ課題はあるので、さらに高いレベルを目指して頑張ってもらいたい。

73kg級の決勝戦は痺れた。

決勝戦の相手は、現在2年生だが1年生で高校選手権で3位になっている選手だ。

ちなみに中学生時代から何回かやっているが一回も勝ったことがない相手だ。

さらには、一週間前の支部大会でも決勝で負けていた。それも大差で負けている。

内容としては、終始組み手、技を徹底できた。我慢強く闘うことができた。

これは、もちろん本人の頑張りが一番だが、O先生の作戦がハマった試合でもあった。

もっと早く相手に指導が与えられても良いのではないかと思いもしたが結果的に相手に消極的指導与えられ、勝負あり。

一年生にして東京都を優勝し、インターハイの代表となった。快挙だ。おめでとう。

昨年中学生が団体戦で日本一になった時以来の鳥肌が立った。

彼は、みんなから応援される子だ。人一倍稽古をするし、人一倍仕事もする。

朝誰よりも早く道場に来て、掃除や一年生の仕事、トレーニングをしてから稽古をする。

いや、嘘をついた。

朝一番に道場に来ているのは私だごめん、そこは譲れない。

「稽古したやつが強い」と言うのを体現してくれた。

本人が頑張ったからと言ってしまえばそれまでだが、一週間で今まで負けていた相手に勝ってしまうのだから面白い。

正直、この一週間という期間で実力が上がったのかと問われれば、上がってはいないと思う。

しかし、この一週間で自信を持てるだけの稽古、不安を取り除く稽古をしてきたのだと思う。

なぜなら、試合一週間前だというのにそんなことお構いなしにめちゃくちゃ稽古をしていた。

流石に怪我が怖いということでO先生が乱取りを止めたくらいだ。

そうして挑んだ今回の都大会、優勝してくれて嬉しかった。

こんなことを言ったら他の二人に申し訳ないが、他の二人の優勝は彼の優勝で薄れた。

てか、もう内容も覚えていない。後でビデオ見返すね。

個人戦の3人優勝は2年前以来である。

優勝はおめでたいがここからが本当の勝負だ。

東京都の代表ということは全国のトップにならなければならない。

3人ともそれぞれに課題があるので、本戦に向けて取り組んでいきたい。

他の生徒も今回の結果からまた頑張ろうと思って気持ちを入れ替えて頑張ってもらいたい。

ここまで偉そうに書いてしまっているが、一つ言っておきたい。

私は何もしていない。生徒が頑張っただけである。別に謙遜しているわけではない。

稽古を見たらわかるが私は本当に何もしていない。笑

そんなことはさておき、もう一つエピソードを追加して書いておこう。

試合の翌日、中学生の校内予選があった。

なんと73kg級の彼が中学生の受けをするために来ていたのだ。それも朝一でだ。

高校生は、試合の翌日ということもあり、午後から稽古の予定だった。

疲れているだろうし、少しめんどくささを出すかなと見ていたが、いつもと変わらずに来て、当たり前のように後輩の受けをやっていた。

流石に気持ち悪い。

これが応援される理由だ。もはや気持ち悪い。変態だ。

来週はいよいよ団体戦である。チームの戦いである。私たちの学校は、個人戦より圧倒的に団体戦に懸けている。

しかし、K高校は強いし、ほとんどの人がK高校が勝つと思っているだろう。

それを覆してやりたい。一週間で変わることもある。

残り少ないが一日一日を後悔なく大事に過ごしてもらいたいし、過ごしたい。頑張ろう!

終わり!

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